これまで、mark-wada blog で"ボトムアップ戦略立案"というのと"ITエンジニアの育ち方"というシリーズで記事をエントリーしてきましたが、前者はほぼ完了したのと、後者も問題解決のし方や課題設定というフェーズが終わっって、これからその解決策を議論する段階になったこともあり、テーマを再設定して書いていこうと思います。

"IT エンジニアの育ち方"で出ていた課題が「事業に貢献できる業務システムとは」ですので、それに応えていくという流れになります。その答えを用意する役割を担うのが、"ビジネスエンジニア"(仮称)という呼び方をしようと思います。このビジネスエンジニア(BE)という名前はシステムエンジニア(SE)に並べるもので、システム構築の上流のパートを担当することになります。

実は、この領域のエンジニアはあまり多くないのではないでしょうか。最近では、BABOKで言及されたり、ビジネスアナリストとかビジネスアーキテクトなんて言葉もでてきていますが、BABOKは超上流と言われて、分析が主体でプロセス設計までの落とし込みが弱いと思われます。

ビジネスとIT との一貫性と連動性を担保できるシステムを設計する人が必要なわけで、これまではこの一貫性、連動性ができていないのと、それ故、そうしたデザインできる人材がいなかったのです。そのくせ、みなさんしゃあしゃあと経営とITの同期だとか、事業とITの融合だとかおっしゃいます。言うだけはだれでもできますが、実際に業務システムに落としこまない限り、意味がありません。

そこで、ビジネスエンジニアのやるべきこと、身につけるべきことについて議論するわけですが、前回にも指摘しましたが、「ビジネス」の定義を少し広くとっています。つまり、企業における事業だけではなく、イベントを実施する場合だとか、それこそボランティアみたいなことも含めて考えることにします。従って、定義は次のようになります。

「人々の要求に対して、それに見合う価値を提供することにより、相当の対価を得ること」

一方、エンジニアリングというのも定義しておく必要があります。こんなふうに考えてみました。

「価値を提供するための仕組みと仕掛けを設計すること」
こうして、ビジネスエンジニアが行った設計に基づいて、システムエンジニアがITの部分を担当することになるわけです。

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