ビジネス実行体系

ビジネエンジニアというからには、ビジネスのことから考えていかなくてはいけないというのは自明のことです。従来、システム屋さんというのは概して、要件定義から入ります。つまり、ビジネス要求が決まってから、その要求に対してシステムをどう作ろうかというポジションにいるわけです。

ビジネスから要求を出す要求定義とそれを受けて行う要件定義との受け渡しが必ずしもうまくいっていないというのが、今の問題点ではないでしょうか。システムのことがよくわからないユーザが出す要求とビジネスのことがよくわからないシステム屋が受ける要件定義にギャップがあるのです。

では、そのギャップを埋めるには、それができる全く新しいスキルの人材を育成すればよいのでしょうか。そう簡単な話ではないですよね。その前に大事なことはその渡し方をどうするのかを決めないと人材も育てようがありません。ここらあたりはよく間違えるところで、順番は方法論を作ってから、その方法論にそって実行できる人材を育成するというのが順路であって逆ではありません。

ということで、まずはビジネスからシステム実装までの技法について考えていきましょう。ビジネスというと最上流のビジョンとか戦略というふうになりますが、そこは、理屈ではない部分や精神論的なところがあるのであまり深入りはしないようにします。まあ、トップダウン型の戦略はあるという前提です。

実際に行っているビジネスの実行体系は次のようになっています。

実行体系.bmp

このうち、ビジネス構造の要諦はビジネスモデルだと考えています。そして、意外とこのビジネスモデルを書けていないというのが、このところ様々な事例をみての実感です。すなわち、SWOT分析したり、バランススコアカードを作ったりといった戦略策定みたいなことは、例えばその領域のコンサルタントを入れてやったりします。それと要件定義のところは最初に言ったようにシステム屋さんが待ち構えています。ところが、このビジネスモデルを誰が書くのかという大事なところがあいまいになっているように思うのです。


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This page contains a single entry by Masanori Wada published on November 26, 2010 11:53 AM.

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