ビジネスチェーンの分析

今までは自社内のモデルについて論じていますが、少し大きな会社になってくると、それだけにはとどまらないで、他の会社との関連が出てきます。会社間の取引により、事業がなりたっているというケースです。おそらく現代では何らかの形で分業というのが一般的ではないでしょうか。

さらに、最近ではグローバルな形でも関連性が出てきています。サプライチェーンでも本社や研究開発などの機能は日本にあるが、生産は中国なんていうのは多くの例があります。空洞化は由々しき問題ですが、それはそれとして個別企業の生き残りの戦略としてしかたないのかもしれません。

さて、その関連性をここでは「ビジネスチェーン」と呼ぶことにします。バリューチェーンといった呼び方もありますが、このバリューの定義があいまいなところがあるので、簡単に各社のビジネスのつながりという意味でこうしたワーディングにします。

このビジネスチェーンについても必要に応じて、現状の記述・分析とポジショニングをしておきましょう。ビジネスチェーンに参加する企業は、調達先などのサプライヤー、アウトソーサーもこのサプライヤーに入ります。また、代理店のような販売業者、ネット何かだと広告業者なんかもそうかもしれません。それと顧客ですね。

そうした関係のある会社について、現状の記述・分析では、拠点がどこか、取り扱っているものは何か、取引形態はどうなっているのかといったことを記述していきます。取り扱い物も、原材料のようなものから、中間品や資機材、部品、そして商品といった区分になります。

それができると、分析に入ります。これも同じように強み、弱みの分析を行います。トヨタの強みは、大変忠誠心の強い部品業者がいるとか、ひと昔前の松下電器の全国展開された販売店なんていうのもそうかもしれません。ユニクロと東レの関係なども強いですよね。最近は、グローバルで評価しなくてはいけなくなりました。

そこから、これまた同じように競合分析を行い、差別化ポイントや競争優位点からポジショニングを行うことになります。自社を取り巻くビジネスチェーンが他社と比べて強いのか弱いのか、どういう位置にいるのかということがわかってきます。
 

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