マクロプロセスの記述の話に入る前にしつこいようですが再確認です。標題にある「データベースソフトを使うのだがデータベースアプリケーションを作るのではない」ということを理解できないと意味がなくなりますので非常に大事なところですので繰り返して言っておきます。データベースアプリケーションというのは、基本はデータベースに格納するためのデータを登録するためのものです。

そして、記録されたデータを集計したり、計算、加工したりしてデータ保存状態にします。それは、レポートにしたり、分析したりするために扱いやすいように編集するわけです。そこから、必要なデータを検索して一覧で見えるようにしたり、帳票という形で出力するようになっています。

これはずっと昔から変わらない形です。古い汎用機の仕組みにしても現代のSalesforceの仕組みにしても、かたやグリーンディスプレーキャラクターが並んだものでもWebのかっこいい画面になっても基本的には同じです。画面設計をすると、登録・更新画面、検索画面、一覧表示画面、画面の承認などをすぐに考えますよね。

プロセス中心で業務システムを作ろうとするとき、こうした画面だけでプロセスを表現できるでしょうか。プロセスには、もちろん確定したデータを登録するあるいは判断結果を登録する機能は大事ですが、もっと重要なのはそうしたデータを確定するに至った過程、またどんな根拠で判断したのか、さらにそれらがどういった順番で行われたかがわかるようになっている必要があります。

すなわち、途中経過がシステム上で表現されなくてはいけません。これが業務オペレーションの場ということになります。オペレーションプラットフォーム上で様々なやりとり、そこには人と人というのもありますし、情報とのコンタクトというのもありますが、そうしたコラボレーション、コミュニケーションによって業務が完遂するわけです。

それを単に、データを登録し検索しレポ―ティングするだけではオペレーションプラットフォームとしては不十分であると言わざるをえません。ですから、従来型のデータベースソフトを使ってプロセスアプリケーションを作ろうとするとそれなりの工夫が要ることになります。

もちろんBPMSを使えばできますが、ここでは市販の安価な汎用データベースソフトを使おうというのですから知恵を絞らないといけません。最大の問題は、マクロプロセスの表現とどうオペレーションするのかということになります。ひとつには意思決定の連鎖を見渡すようにしなくてはいけません。また、例えば最初の意思決定をしたら次は何を決めなくてはいけないのかがわかるようになっているのかといった工夫である。

結局、少し飛躍した言い方になりますが、データ登録画面のなかにマンガを入れ込むことがポイントである。プロセスには起承転結があるし、マンガも起承転結で成り立っている。そのストーリーを全部埋め込んでしまえというのがここでの提案である。次回に具体的なやり方を見て行きます。
  

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