■モックアップツール
業務システムのエリアでは設計というとおおかたは紙に書いたもの、つまり設計書という形式に落とすことがやられてきました。ドキュメントをちゃんと残しましょうという掛け声で一生懸命書いたものです。ところが、がんばって残した割にはあまり役立っていないと思っている人もけっこういるのではないでしょうか。

では書かないですむ方法はないだろうかということです。ぼくがkintoneを設計ツールという位置づけとして使っているのはこのことである。kintone上で設計してしまおうという魂胆である。Kintoneはデータベースアプリでありコミュニケーションツールである。そのデータベースアプリは非常に簡単でパーツをフォーム上に配置すると出来上がってしまうという便利さである。つまり、パーツの配置と複数のパーツからなるブロックの順番を決めて並べることが設計とすることができる。

また、コミュニケーションツールであることも活用したらよい。フォームの設計を複数のメンバーで共同作業としてやる場合に編集における追加変更をコメントとして残しておいたり、変更履歴が残るのでちょっとしたバージョン管理もできるというわけである。何かのコンテンツをコラボレーション的に作り上げるイメージである。これはCMSなどのWebアプリの特徴でもある。

ここで設計されてできたいわば"モックアップ"を使って、さらに検討を加えることになるが、なおいいのはすぐに動くことである。ふつうモックアップといっても変更をかけたりするとそれなりに手間がかかるのだが、このツールはモックアップといえども製品であるからすぐに変更後のオペレーションの検証ができることがメリットである。

そこで、できればそのままkintoneで実運用に入ってもいいし、違ったソフトだとか今現在使っているもので同じようなことをしてもよいのである。要するに簡単に素早くシステムができてしまうソフトだからこそ、高度なモックアップツールとして活用できるのである。従来は、これが出来なかったので紙に書いていた。言い換えると、実際に動くように設計されたフォームがそのまま設計書になっているということである。

実際には、プロセスモデルを参照しながら、プロセス要素表というものを書いてそこからkintoneに落とし込みます。さすがに何もないところかいきなりフォーム設計は難しいからです。手書きのプロセス図でも、それこそホワイトボードに書いて写真にとったものでもかまいません。要するに、そこのドキュメント化に時間と手間をかけないということがポイントです。

kintoneでフォーム設計した例を下に示します。
 
モックmitumori.JPG


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