■    「ぐだぐだ言ってないでプロセスを書けよ、ハゲ」
ウェブ系のハッカー(ハッカーというと不正侵入をする人みたいに言われますが、高い技術を持ったプログラマーという意味ですよ)たちの間で「肝に命じる」言葉として、
    Shut the fuck up and write some code.
というのがある。ちょっと下品な言葉遣いですが、日本語に訳すと「ぐだぐだ言ってないでコードを書けよ、ハゲ」という感じになる。

小飼弾さんの「勝負Tシャツ」の文言でもあるが、彼曰く、たまたまコーダーだからこうなるけど、デザイナーならデザイン、絵師なら絵、ブロガーなら文書という具合に「とにかく作品作ろうぜ」というのがその真意だという。それにならうとぼくのいるところでは標題のようになる。ただ、コーダーには頭髪の問題を抱えた人が少ないからいいけど、業務系はズバリの人が多いので注意しましょう。

プロセスを中心にして業務を見ていこうということなのだから、とやかく言う前にプロセスを書こうぜというのが言いたいのである。ただ気をつけなくてはいけないのは、コードを書くということは実際に動く作品になっているということで、従って、プロセスを書くということはそれが動くということでないと、それこそ絵にかいた餅になってしまう。

まあ、それよりも前に戦略だとか、KPIだとかBSCだとか言うけどそこまででじゃあそれ実際の現場で動かして、やりたいことを実現しているのかというといささか心もとないのではいだろうか。「Webサービスの作り方」という本では、こうしたことについて、1000人いたとするとアイデアを思いつくのが100人、アイデアを実現するのが10人、アイデアで成功する人が1人と言っている。

業務系の世界で感じるのは、やはり100人のところに多くの人がいるように思います。アイデアの実現や成功は実際に動かして、検証して初めて行き着くところなのですが、そこまで踏み込まない人がほとんどです。思いつくのはいわば単なる個人の意見に過ぎないわけですが、プロセスを書くと考えていたことがどう動くかがみなに晒されて検証されることになります。ですから、思いつきの段階でよく同じことを俺も考えていたのにという人がいますが、動かしてみてから言って欲しいですよね。

ここで先ほど言った、プロセスを書くことが動くことでなくてはいけないということを考えてみましょう。コードは環境があれがすぐに動かすことができます。というこは、プロセスをすぐに動かす環境とはいったい何のかということになります。それがBPMN(Business Process Modeling Notation)ですよねと言われそうだが、そう短絡的に結論を出さないでちょっと待ってください。おいおいこのあたりの話をしていきます。

ここで、言いたいことは要するにああじゃないこうじゃないと言うのなら口先だけでなく実際に動くもの、つまりビジネス現場で働いている人が仕事で実際に使うものを作ってからにして欲しいと思うのである。自分で直接作れなくても少なくともプロセス設計ぐらいまでは自分でやるべきだと思うのですがいかがでしょうか。
  

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