企業が経営を成功させるためにやらなければならない重要なアクションが主要活動です。BMGでは主要活動をたった3つの種類に分類しています。それは、「製造」「問題解決」「プラットフォーム/ネットワーク」の3つです。製造はいわゆる設計・製作・配送というサプライチェーンで、Dellなんかは大事な主要活動になります。問題解決はコンサルティング会社とか病院などのサービス産業が典型的な活動です。

プラットフォーム/ネットワークというのはちょっとわかりにくいかもしれません。ネットワーク、マッチメイキングのプラットフォーム、ソフトウエアやブランドはプラットフォームとして機能を果たしています。このプラットフォームを管理、サービス供給、プラットフォームプロモーションといったものが主要活動になるわけです。最初の方の顧客との関係でマルチサイドプラットフォームということでクレジット会社の例を示しましたが、こうしたビジネスではプラットフォーム管理が主要活動となります。他ではeBayとかマイクロソフトなどがあげられます。

こうしてスパっと分けられとなるほどと思うのですが、ただちょっとひっかかるものがあります。製造だって顧客の抱える問題を解決する手段でもあるわけですし、プラットフォームだってサプライチェーンを支えるインフラともとれるからです。要するに、大雑把にいえば主要活動というのは、顧客の要求に応えるサービスを提供する活動で、しかもその活動のベースがプロセスであると考えると、バリューチェーン、もっと絞ってサプライチェーンという括りで構わないように思います。

そのサプライチェーンの中で調達という機能がありますが、そこでは他のサプライヤーとのパートナーシップのもとに原材料、部品、技術、人材などを調達してきます。また、アウトソーシングなどもパートナーシップの一つでしょう。なお、パートナーシップを分類は次のとおりになります。

1. 非競合企業による戦略的アライアンス
2. 競合企業との戦略的なパートナーシップ
3. 新規事業立ち上げのためのジョイントベンチャー
4. 確実な供給を実現するためのバイヤー・サプライヤーの関係

さらにパートナーシップを作るための動機には次の3つがあります。
最適化と規模の経済
リスクと不確実性の低減
リソースと活動の獲得

最近では、1社だけでなにもかも完結させることは大変難しくなっていて、様々な分野で何らかのパートナーシップを結んでいます。しかも、従来型の下請け的な垂直分業も減り、対等のパートナーシップである水平分業も盛んになっています。さらに、オープンな関係を持った複数の企業間連携も増えてきています。今後はWin-Winの関係が生じるパートナーシップが重要となるでしょう。

さて最後は、コスト構造です。どこでどんなコストが生じるのかを記述しますが、ビジネスモデルには大きくコスト主導型か価値主導型かがあります。すなわち、コストを最小化することが重要なモデルと、コストにそれほど注意をせずに価値を生み出すことに集中するパターンです。ビジネスモデルの成功要因からどちらを選択するのかを決めて行くことになります。コスト主導のビジネスモデルは結局は消耗戦になってしまい限界があるので最近は減っているように思います。
  


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